●有機リン系殺虫剤
一般名 商品名 特長 主要製剤
ジクロルボス
dichlorvos
DDVP ●極めて速効性にすぐれている。
●揮散性が大きい。
●残効性は殆ど期待できない。
(D=ジクロルボス)
D5%乳剤
D0.3%油剤
D16%〜18.6%樹脂蒸散剤
ダイアジノン
diazinon
ダイアジノン ●速効性はジクロルボスについで大きく、残効性は有機リン系殺虫剤の中では中程度である。
●ハエ、蚊、ゴキブリなど広い範囲の害虫に有効です。
●特にイエバエ成虫の残留噴霧、アカイエカ防除に適している。
(D=ダイアジノン)
D5%乳剤
D3%+ジクロルボス2%乳剤
D5%+フタルスリン0.5%乳剤
D1%粉剤
D0.5%+ジクロルボス0.3%油剤
D23%マイクロカプセル剤
フェニトロチオン
fenitrothion
スミチオン ●人畜に対する毒性が低い。
●各種衛生害虫に対して有効で適用範囲が広い。
●比較的遅効性だが致死効力は大。
●残効性が比較的大きい。
(F=フェニトロチオン)
F10%乳剤
F5%+ジクロルボス2%乳剤
F5%+フタルスリン0.5%乳剤
F1.5%粉剤
F1%油剤
F0.5%+ジクロルボス0.2%油剤
F0.5%+フタルスリン0.05%油剤
F20%マイクロカプセル剤
フェンチオン
fenthion
バイテックス ●広い範囲の害虫に有効で特に蚊の成虫、幼虫には極めて有効である。
●殺虫力、残効性に優れている。
(F=フェンチオン)
F5%乳剤
F5%+ジクロルボス2%乳剤
F1%粉剤
F5%粒剤
F0.5%油剤
F0.5%+ジクロルボス0.3%油剤
トリクロルホン
trichlorfon
ディプテレックス ●水によく溶ける唯一の有機リン剤です。
●接触毒よりも食毒の方が致死効力が高いと言われ、毒餌剤が有効である。
●魚類に対する毒性が低い。
(T=トリクロルホン)
T10%乳剤
T5%乳剤
T2%粉剤
プロペタンホス
propetamphos
サフロチン ●非対称型の有機リン剤である。
●広範囲の害虫の成虫・幼虫に対して高い致死効果を有する。
●遅効性ではあるがアルカリ性の条件でも比較的安定である。
●残効性にも優れている。
●特に有機リン剤抵抗性のイエバエに対して有効である。
(P=プロペタンホス)
P3%乳剤
P3%+ジクロルボス2%乳剤
P0.3%+ジクロルボス0.2%油剤
 
●ピレスロイド系殺虫剤
一般名 商品名 特長 主要製剤
ペルメトリン
permethrin
エクスミン ●ゴキブリに卓抜した効果がある。
●残効性が非常にすぐれている。
●生体内での分解、排泄が極めて速い。
(P=ペルメトリン)
P5%乳剤
P5%水性乳剤
P5%ULV用乳剤
P5%燻煙剤
フェノトリン
phenothrin
スミスリン ●蚊、イエバエ、ゴキブリに対して他のピレスロイド系薬剤と比較して速効性は劣るがノックダウンした虫の蘇生率が低いために高い致死率が得られる。
●残効性もすぐれている。
(P=フェノトリン)
P10%乳剤
P10%水性乳剤
P10%ULV用乳剤
アレスリン
allethrin
ピナミン ●速効性にすぐれている。
●熱安定性がよい。
●家庭用殺虫剤として広く利用されている。
(A=アレスリン)
A0.02%+フェニトロチオン0.5%+DDVP0.2%油剤
A0.02%+フェニトロチオン0.5%+DDVP0.3%油剤
A0.03%+フェニトロチオン0.2%+DDVP0.3%油剤
フタルスリン
phthalthrin
ネオピナミン ●ピレスロイドの中で特に速効性が大きい。
●致死効果、残効性は低い。
●蚊、ハエ防除用エアゾールのノックダウン剤として使用される。
(P=フタルスリン)
P0.2%+d-T80- レスメトリン0.05%油剤
d-T80-レストメトリン
resmethrin
クリスロンフォルテ ●致死効力の極めて大きいピレスロイド剤である。
●特にイエバエ、アカイエカ、チャバネゴキブリに対して顕著である。
●速効性はピレスロイドの中では劣る。
●蘇生が無いことが他のピレスロイドより優れている。
(R=レスメトリン)
R5%乳剤
R0.25%+フェニトロチオン5%乳剤
R0.05%+フタルスリン0.2%油剤
ジョチュウギクエキス
pyrethrum extract
除虫菊エキス ●唯一の天然物由来の殺虫剤で、速効性は大きい。
●共力剤によってさらに増強される。
●残効性は極めて小さい。
●低毒性のため、蚊取線香やエアゾールなどの家庭用殺虫剤に多用されている。
(P=ジョチュウギクエキス)
P0.67%油剤
P0.05%+ジクロルボス0.3%油剤
   
●ピレスロイド様殺虫剤
一般名 商品名 特長 主要製剤
エトフェンプロックス
etofenprox
レナトップ ●広範囲の害虫に優れた殺虫効果がある。
●特にピレスロイド抵抗性イエバエに対して有効である。
●また水域での蚊の幼虫(ボウフラ)にも使用できる。
(E=エトフェンプロックス)
E5%乳剤
E7%水性乳剤
   
●昆虫成長阻害剤  
一般名 商品名 特長 主要製剤
ジフルベンズロン
diflubenzuron
デミリン ●昆虫の幼虫全令期に有効で、脱皮阻害効果により致死させる。
●有機リン剤抵抗性害虫にも有効である。
●人畜、鳥、魚に対して安全性が高い。
(D=ジフルベンズロン)
D25%水和剤
ピリプロキシフェン
pyriproxyfen
スミラブ ●蛹から成虫への羽化阻害効果を発揮します。
●昆虫のみ作用する選択毒性を示す。
●哺乳動物に対し安全性が高い。
●環境の中での安全性に優れる。
(P=ピリプロキシフェン)
P0.5%粒剤  
P0.5%発泡錠P0.5%S粒剤
メトプレン
methoprene
アルトシッド ●効力は直接的なものではなく、昆虫の変態に作用して間接的に致死させる。
●ハエ類、蚊類とも発育が進むにつれて感受性が高くなる。
(M=メトプレン)
M10%懸濁液
 
   
●カーバメート系殺虫剤  
一般名 商品名 特長 主要製剤
プロポクスル
propoxur
バイゴン ●広範囲の害虫、特にゴキブリ、ノミ、トコジラミに対して速効性と残効性を兼ねそなえている。 (P=プロポクスル)
P1%エアゾール
P1%油剤
 
   
●有機塩素系殺虫剤  
 
一般名 商品名 特長 主要製剤
オルトジクロロベンゼン
o-dichlorobenzene
オルソジクロルベンゼン ●殺蛆効果がすぐれている。
●殺菌効果もあわせ持っている。
●速効性だが残効性は期待できない。
(O=オルトジクロロベンゼン)
O75%+クレゾール5〜10%乳剤
O50%+ジクロルボス1〜2%乳剤
 
   
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